緑黄色野菜の代表、にんじん。
結論を先に言うと、にんじんは犬が食べられる野菜です!
今回は犬ににんじんを食べさせるメリット・デメリットのほか、食べさせる時の注意点やおいしいにんじんの選び方までご紹介します。
にんじんはとにかくβカロテンが豊富!体調を崩しやすい子におすすめ!
にんじんのあのオレンジ色の正体は「βカロテン」という栄養素。
にんじんのβカロテン含有量は野菜の中でも間違いなくトップクラスのもの。
非常に強力な抗酸化作用があり、細菌やウイルス、ガン(特に肺がん、すい臓がん)、感染症などに負けない体を作るはたらきがあります。
このβカロテンは皮のすぐ下に多いので、皮はそのまま残して調理するか、もしくはうっすら剝く程度にとどめておきましょう。
また、油に流出しやすいという特性があるので与えるときは油も一緒にあげると吸収率がアップします。
また、「ビタミンA」には皮膚や粘膜を保護・強化するはたらきがあり、こちらも病原菌や感染症の予防が期待できます。
他にもにんじんには食物繊維、ビタミン類、カルシウム、鉄分などが含まれているため、手作りごはんやトッピングに活用することでこんな効果が期待できます。
- 高血圧予防
- 便秘の解消
- 貧血の予防、改善
- 癌の予防
- 目の疲労回復
犬ににんじんをあげる際に注意すること
にんじんには特有の酵素「アスコルビナーゼ」が含まれいて、これが体内のビタミンCを破壊する性質を持っています。
このアスコルビナーゼは熱に弱いという特徴があるため、にんじんを与える際は必ず加熱をしてビタミンの破壊作用をなくしてください。
さらに言うと、加熱したものをペースト状、ジュース状にすりおろしてあげると消化の手助けになります。
また、まれに人参アレルギーを持っている子がいるので、初めて与える際はほんの少量から試してみてください。
良いにんじんの選び方
最後においしい人参の選び方をご紹介します。
同じ値段を払うんだったら、せっかくならおいしいにんじんを買って愛犬に食べさせてあげましょう♪

- てっぺんの切り口が小さいもの。(=芯が細くて実が柔らかい証拠)
- 表面に傷や割れがない。
- 鮮やかできれいな濃いオレンジ色をしているもの。
- ひげ(画像参照)が出ていないもの。(ひげアリは食べごろを過ぎてしまっている)
- 丸々と太っているもの。
- 持つとずっしり重みがあるもの。
ちなみに4~9月にかけて出回るにんじんは、てっぺんが緑色であれば新鮮な証ですよ(*^^*)