キャベツはとても身近な食材のひとつですが、他の野菜とは一線を画した栄養素の高さを持っています。
結論から先に言うと、キャベツは犬が食べられる野菜です!
今回は犬にキャベツを与えるメリットのほか正しい与え方などをご紹介します。
最後に良いキャベツの選び方も載せていますので参考にしてください。
犬にキャベツを与えるメリット
アメリカのデザイナーフーズ(国立がんセンターが作成した、ガン予防に効果の高い食品をランキングにしたもの)の第2位に選ばれるほど、抗がん作用のある成分がたくさん含まれているのがキャベツ。
成分としては「ビタミンC」と「イソチオシアネート」という成分が細胞のガン化を阻止し、「ペルオキシダーゼ」という成分が発がん物質の活性化を防ぎます。
- 丈夫な歯や骨を作る
- イライラの解消
- 肝機能の修復
- 造血作用
- 食糞癖防止
- 視力回復(紫キャベツのみ)
特にビタミンCの含有量は淡色野菜の中ではトップ。
他の野菜とは一線を画しているという印象です。
また、キャベツには「ビタミンU」、別名キャベジンがとにかく豊富。
キャベジンという言葉でわかった方もおられるかと思いますが、胃薬に使われる成分で、荒れた胃粘膜を修復したり胃酸の過剰分泌を防いだりします。
他にもキャベツはカルシウムや葉酸、フラボノイドなどを含んでいるため、トッピングやおやつなどに摂り入れることでこのような効果が期待できます。
子犬にキャベツを与えても大丈夫?
胃腸に優しい野菜としても人気があるキャベツですが、キャベツは人間だけではなく、いろんな動物にも与える事ができます。
そのため、子犬にもキャベツを与えても良いのではないかと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、子犬にもキャベツを与えても良いのか、与える際の注意点についても解説します。
子犬はキャベツを食べることができる
普段食卓にも出てくるキャベツですが、美味しくいただくことができ、キャベツがないと物足りないと感じる人も多いのではないでしょうか。
実際に子犬でも問題なくキャベツを食べることができるようになっています。
また、キャベツには便秘解消の効果もあり、便秘気味の子犬にとってはとても嬉しい効果です。
また、キャベツは年中手に入りやすく、ドッグフードにも混ぜることができるだけではなく、キャベツを使ったアレンジした手作りご飯にも応用することができるため、子犬にキャベツを与えることはおすすめすることができます。
ドッグフードに入れると喜んで食べてくれます!
キャベツが大好きな犬はとても多く、ドッグフードにキャベツを入れるとより一層喜んでくれます。
ドッグフードにキャベツを入れる際は食べやすいように小さくカットしてあげることが大切で、味付けはしないでそのままの状態で与えることが大切です。
また、刻んだり茹でたりしてドッグフードに加えても良いですが、キャベツを与えすぎないようにすることも大切です。
犬にキャベツを与える際の注意点
基本、キャベツはアクが少ないので生で食べさせてもいい野菜ですが、消化不良が心配であったり、胃炎、胃潰瘍を患っている子には加熱して与えましょう。
ただ、ビタミンCなど加熱によって消失してしまう栄養素を含んでいるので、茹でるというよりはさっと火を通すだけでOK。
その後、口のサイズに合わせて細かく刻んであげましょう。
また、キャベツは1番外側にある「葉っぱ」と1番内側にある「芯」に栄養が集中しています。
栄養の為に犬にも与えたい部分ですが、なにぶん繊維質で硬いため、この部分は小さく小さく刻んであげてくださいね。
与える量は全体量の10%以下にとどめ、食べ過ぎは軟便や下痢の原因となるので注意しましょう。
良いキャベツの選び方
最後に、新鮮でおいしいキャベツ(冬キャベツ)を選ぶコツをご紹介します。キャベツを購入する際の参考にしてください。
- 隙間がないほどギチギチに詰まっている
- ずっしりと重い
- 外の葉が緑色をしている(新鮮な証)
- お尻の切り口がみずみずしい
- 芯が真ん中よりも上まである(画像参照)
上記5項目をマスターして愛犬にいいキャベツを食べさせてあげてくださいね♪