豆腐は犬に食べさせても大丈夫?豆乳、おから、湯葉についても解説します

豆腐は犬に食べさせても大丈夫?豆乳、おから、湯葉についても解説します

低カロリー・低脂肪でそのうえとっても高タンパクという理想的な食べ物、豆腐。

結論を先に言うと、犬に豆腐を食べさせても大丈夫です!

今回は、豆腐を食べることで得られるメリットの他にも、『絹ごしと木綿、優れているのはどっち?』『その他の大豆加工品(おから、豆乳、湯葉)は与えてもいいの?』という疑問にまとめてお答えします。

目次

豆腐を与えるとどんないいことがある?

豆腐を与えるとどんないいことがある?

豆腐の原料である大豆は「畑の肉」と言われるほどとにかく良質なタンパク質が豊富で、肉や卵の”動物性タンパク質”と違い血中コレステロールを下げ、血圧の上昇を抑えるはたらきがあります。

期待できる健康効果
  • 癌の発生を抑制
  • 便秘の解消
  • 歯や骨の強化
  • 善玉菌、ビフィズス菌を増やす
  • 脂肪の代謝を促す
  • ボケ防止
  • 集中力アップ

また、豆腐に含まれる大豆イソフラボンという成分が骨からカルシウムが溶け出すのを防いだり、健康的な肌へ導く作用があります。

他にもサポニンやカルシウム、オリゴ糖などが含まれているため、こんな効果が期待できます。

ちなみに『絹ごし豆腐』と『木綿豆腐』では栄養価が多少なりとも異なります。

  1. カリウム・ビタミンBが多いのが『絹ごし豆腐
  2. タンパク質・カルシウム・鉄分・脂質が多いのが『木綿豆腐

一般的には生食の場合は絹ごし、煮たり焼いたりする場合は木綿豆腐が使われることが多いですね。

どちらがいいか迷ったときは栄養価の高い木綿を選ぶといいかなと思います。

豆乳、おから、湯葉…これらも与えて大丈夫?

豆乳、おから、湯葉なども与えて大丈夫?

豆腐と同じ、大豆加工食品の「豆乳」「おから」「湯葉」。

原料の大豆を絞ってできるのが豆乳で、その搾りかすがおから。

  • 豆乳を加熱するとできる表面の膜が湯葉。
  • 豆乳に苦汁にがりを入れて固めたのが豆腐です。
大豆から豆乳、おから、湯葉ができる行程の図
大豆から豆乳、おから、湯葉ができる行程

これらも豆腐同様、犬に与えても大丈夫な食材です。

ただし、豆乳を与える際は豆乳以外なにも入っていない「無調整豆乳」を選んであげてください

「調整豆乳」には【砂糖・水あめ・塩・乳化剤・糊料・香料・安定剤】などが入っているため犬には向きません。

豆腐を与えるシーンで一番多いのが、家庭でお鍋をしたときだと思います。

どんな野菜は食べさせていけないのか知っておくことも大事です。

豆腐など大豆加工品を愛犬に与える際に注意すること

豆腐など大豆加工品を愛犬に与える際に注意すること

なんといっても豆腐の原材料は「大豆」なので、大豆アレルギーのある子に与えるのは控えたほうが良いでしょう。

犬の大豆アレルギーは比較的多いので、「愛犬がアレルギー持ちかどうかわからない」という場合には、初めはほんの少しの量だけ与えてみて、食後に皮膚の発疹や発赤が出ないかを観察してください。

アレルギーさえなければ非常に優秀な食材なので1週間に1回ほどの頻度でドッグフードにトッピングしてあげるといいでしょう。

いい豆腐の選び方

いい豆腐の選び方

市販の豆腐って本当にピンからキリまであって、どれがいいお豆腐なのか迷ってしまいますよね。豆腐選びに失敗しないために、そして愛犬により安全でおいしい豆腐を選ぶために大事な4つのポイントをお伝えします。

豆腐を購入する際の参考にしてください。

  1. 原料となる大豆は輸入モノではなく国産100%か
  2. 遺伝子組み換え大豆の表記がないか
  3. 消泡剤の添加がないか
  4. 国産にがりを使っているか

消泡剤、というのは大豆を茹でるときに出てしまう泡を薬剤で消したもの。
これは不要な添加物なので✖。(まれにグリセリン脂肪酸エステルと表記しているメーカーがあるので注意!)

それから豆腐を固めるために何を使っているかもチェックしましょう。

にがりであればいいですが、凝固剤として硫酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどがよく代用されています

あとは賞味期限がやたら長い豆腐も保存料の添加があるはずなので避けましょう。

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