レモングラスを犬に食べさせても大丈夫?生なら問題なし!

犬にレモングラス

レモングラスはその爽やかな香り・様々な効能などからハーブ好きには人気の高いハーブといえます。

葉をハーブティーとして利用したり、アロマとして利用するなど、利用用途は様々です。

香味野菜であるレモングラスは、愛犬に使用することは可能なのでしょうか?

ここでは、レモングラスを犬に与えたり使用する際の効果や、注意点について解説していきます。

目次

犬はレモングラスを食べても大丈夫?

結論から申し上げますと、犬は少量であればレモングラスを食べても基本的に問題はありません。

レモングラスの葉に含まれる成分の一部は、犬にとって害があるとされています。

ASCPA(アメリカ動物虐待防止協会)によると、レモングラスのエッセンシャルオイルや、レモングラスに含まれるシアン配糖体という物質は、有毒成分になりうるとされます。

しかし生のレモングラスであれば、そういった有毒成分が含まれる量はごく微量であるため、レモングラスを食したとしても中毒を起こすことは基本的になく、問題にはなりません。

ただし、レモングラスはそもそも犬にとって消化があまり良くないため、多量摂取すると体調に影響を及ぼす場合があります。もともと犬は草食動物ではなく、一度に多量の草木を食べてしまうとうまく消化ができません。

レモングラスを生で食べた場合に問題になるとすれば、ほとんどの場合が食べすぎによる消化不良です。

そのためレモングラスの生の葉であれば、食べ過ぎなければ食したからといって問題になることはなく、少量であればフードとして与えても良いといえます。

ただし犬の健康を考えるうえでは、積極的にレモングラスの葉を犬に与える必要はなく、フードとしては他の野菜やハーブを与える方が犬にとってメリットは大きいと思われます。

レモングラスを庭に植えてもOK

庭にレモングラスを植えている家庭の場合、これまで見てきたように、飼育している犬がレモングラスを誤って食べてしまったとしても、基本的に心配する必要はありません。

ただし多量を食べた場合は、消化不良を起こす可能性があるので、しばらくはいつもより念入りに体調を観察してあげると良いでしょう。

なお、一般的な園芸の草花の中には犬が食すると悪影響を与える植物はあるので、そういった有害な草花を植えないよう注意してください。

犬にとって有害な草花としては、水仙やチューリップ、ユリ、アジサイ、アサガオなどがあります。

これからレモングラスを栽培したい方は参考にしてください。

レモングラスのオイルは注意が必要

レモングラスは様々な効果が期待できるハーブとして知られており、葉をお茶に使用したり料理に使ったりするほか、レモングラスを濃縮したオイルも良く利用され、アロマや虫よけ等に用いたりすることがあります。

ただし、レモングラスのオイルを犬に使用する際には注意が必要です。

生のレモングラスであれば基本的には安全ですが、オイル等は成分が濃縮されているため、犬が間違って口にしたりすると、体調に問題を起こしてしまう場合があります。そのため家でレモングラスのオイルを使用する場合は、犬が誤って口にしてしまわないように注意する必要があります。

また、レモングラスのオイルを配合したものを虫よけスプレー等として使用する事もできますが、配合する量には注意しましょう。特段こだわりがなければ、自作するより市販のものを使用するのが無難です。

犬用のレモングラス配合製品は問題なく使える

レモングラスには抗菌効果や虫よけ効果など様々な効果があるので、犬用のシャンプー等のグッズに利用されることがあります。

犬用に設計されている商品であれば、レモングラスが配合されていたとしても、犬が使っても問題ないよう設計されているため、基本的に心配はありません。

レモングラスを与えるメリット

レモングラスには人間にとっては様々な効果があるとされますが、犬にとっても適切に使用すれば様々な効果が期待できます。

レモングラスに期待される効能において、代表的なものを挙げると以下の通りです。

抗菌効果

レモングラスには抗菌効果があり、病原菌等の殺菌に使用することもできます。

虫よけ効果

レモングラスには虫よけ効果があり、犬につくノミやダニを予防する効果があります。

消化の促進

レモングラスの成分は消化器官の健康維持に役立ち、胃腸の弱った犬にも効果的とされます。

口内の健康に役立つ

レモングラスを噛むことで歯垢を除去でき、歯肉炎等を予防にもつながるため、口内の健康に役立つとされます。

犬にレモングラスを与える際の注意点

レモングラスを犬に使用するにあたって、改めて留意しておきたい点をまとめておきます。

初めて使用する際はアレルギーが無いか注意する

犬は人間と同じように特定の食材や化学物質等に対してアレルギー反応を起こしてしまうケースがあります。

レモングラスを初めて食したり、レモングラス関連の製品を初めて使用する場合は、念のためアレルギー反応が出ないかを確認するようにしてください。

大量に食べないように注意する

レモングラスは犬にとって消化に良い食材ではありませんので、食べる量には注意が必要です。

大量のレモングラスを食べてしまうと、下痢や嘔吐を起こしたり、腸閉塞を起こしてしまう場合があります。

こういったデメリットがあるため、基本的にレモングラスはわざわざフードにして与える必要はありませんが、与える際は少量を与えるのみにしましょう。

オイルは刺激が強いので使用する量や頻度に注意する

レモングラスは香り豊かであるうえ、様々な効果が期待できるハーブなので、アロマテラピーなどに良く使用されます。

実際にオイルなどレモングラスの抽出物はうまく使えば犬にとっても効果がありますが、成分が濃縮されているぶん刺激が強いので注意が必要です。

特に、レモングラスのオイルを犬が間違って口にしてしまったりすると中毒等の問題が起きる可能性があります。また、オイルを犬に直接塗ったり、スプレーしたりするのも避け、必ず規定量を守って使用してください。

レモングラスには様々な良い効果がありますが、オイルを直接利用するのは一工夫が必要なので、市販のレモングラスが含まれたグッズを使うのが便利です。

レモングラスの選び方

レモングラスは葉が茶色くなっておらず、緑色をしていてはりがあるものが良いです。

また、葉を与える場合はできる限り農薬を使わずに栽培されているもののほうが、犬にとっても安心です。

レモングラスは家庭で栽培すれば、基本的に病害虫の被害は少ないので、無農薬で栽培することも可能です。

レモングラスのアロマオイルは、できる限り高品質なものを選びましょう。ハーブのアロマオイルは価格が安いものや品質が悪いものだと、精油とは異なる類似品が売られている場合もあるため注意してください。

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