世界的に見てもごぼうを食べる文化があるのは日本だけと言いますが、結論を先に言うと犬にもごぼうを食べさせて大丈夫です!
むしろ犬にとってプラスにはたらく成分の宝庫なので積極的に食べさせたい食材のひとつだと言えます。
今回は犬にごぼうを与えるメリット、デメリットのほか、与え方に関する注意点もご紹介していきます。愛犬にごぼうを与える際の参考にどうぞ!
犬にごぼうを与えるメリットとは?
ごぼうは「体のお掃除屋さん」と言われるほど解毒・排出作用にすぐれた食材です。
特に「食物繊維」は野菜類の中でもトップクラスの含有量を誇り、腸の動きを活発にしてスムーズな排便を促す効果があります。
また、便秘が解消されることによって肥満や肌荒れなども改善されることに繋がっていきます。
- コレステロールや余分な塩分の排出
- 大腸がんの原因物質の排除
- 有害物質の排出
- 造血作用
- 酵素のはたらきを活発にさせる
そして水溶性の食物繊維「イヌリン」には利尿作用があるほか、腎臓の強化や糖の吸収を抑えるはたらきがあるため腎臓病、糖尿病を患っている子にもおすすめの食材だと言えます。
他にもごぼうは葉酸、カルシウム、セレン、マグネシウム、鉄分などを豊富に含むことからこんな健康効果があると考えられます。
ごぼうの与え方と注意点
ごぼうは良くも悪くも食物繊維が非常に多い野菜なので、肉食寄りである犬にとっては消化が難しい食べ物に分類されます。
仮に消化されずにうんちと一緒に出てきてしまっても器官の負担になることはありませんが、消化吸収をサポートするという意味でも、必ず茹でてみじん切りにしてあげてください。
もしくは、食物繊維イヌリンは、切ったときの断面の表面積が大きければ大きいほどたくさん摂取できるので、ささがき(ななめ切り)にしてもいいと思います。
良いごぼうの選び方
最後に、愛犬に良いごぼうを食べさせてあげるため、おいしいごぼうの選び方をご紹介していきます。
- 持ったときにずっしりと重みを感じる。(軽いものは中心が空洞の可能性アリ)
- 土付きのもの。(土付きごぼうは味や鮮度で勝る)
- ひげ根が少ないもの。
- 細すぎず太すぎずちょうどいい太さ。
もし土を落としたごぼうしか売っていなければそのときは表面を見ます。割れや欠けがなくすべすべしていればいいごぼうです。
土を落として水洗いされたごぼうは乾燥・傷みが早いのでできるだけ早く食べきってください。