甘さと酸っぱさのバランスが絶妙なフルーツ・パイナップル。
結論からいうと、犬もパイナップルを食べることが出来ます!
今回は犬にパイナップルを与えるメリットのほか、与える際の注意点やポイントなどをご紹介します。
最後に甘いパイナップル簡単な見分け方も載せていますので参考までに。
犬にパイナップルを与えるメリット
パイナップル最大の特徴は「ブロメライン」という生のパイナップルにしか含まれない成分があること。
このブロメラインの正体はタンパク質の分解酵素で、肉類との相性が良く、一緒に食べることで肉の消化を助けるはたらきをします。
また、鎮痛作用・抗炎症作用があるため、対人間では花粉症や胃腸疾患、怪我やヤケドに使用されたりします。さらに腫瘍の成長を妨げる効果があるとされ、いま研究が進んでいる成分のひとつです。
また、パイナップルの酸っぱさのもと「クエン酸」は疲労物質である乳酸を分解してくれるため、夏バテしたときや疲れがたまっているときに効果を発揮してくれます。
クエン酸は疲労回復だけではなく、咳止め・スタミナアップ・便秘の解消・ダイエット・肥満防止・神経痛の緩和にも使われる万能選手でもあります。
他にもパイナップルにはマンガン、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCなどの作用により、食事に摂り入れることでこのような健康効果が期待できます。
- 便秘の改善
- 高血圧の予防
- ガンの予防
- 解毒作用
- 細菌やウイルスの侵入を防ぐ
パイナップルが犬の食糞癖に効くというのは本当か?
「パイナップルを与えると犬の食糞癖が治る」と聞いたことがあるでしょうか?
効果に個体差はあるようですがしっかりとした科学的根拠がある方法で、いままで色んな対策をしてきたけどどれもこれもダメで・・・という方はやってみる価値は存分にあると思います。
詳しくは関連記事でまとめていますので参考にしてください。
犬にパイナップルを与える際の注意点
パイナップルは繊維質の多い食べ物なので、食べすぎると下痢、もしくは便秘になってしまうことが考えられます。また、糖分も多いので与えすぎは肥満のもとにもなります。
犬にとって必ずしも必要な食べ物ではないため、くれぐれも与えすぎにはご注意ください。
そして、まだ熟していないパイナップルを食べると多量の「酸」により口内が荒れたり、「シュウ酸カルシウム」が結石の原因を作ってしまうこともあります。必ず熟したパイナップルを与えてください。
必ず芯は取り除いてください!
また、缶詰のパイナップルは砂糖や酸味料など犬の健康を考える上で必要のないものが含まれているため与えないほうが良いでしょう。
加熱すると酸味が抑えられて食べやすくなりますが、「ブロメライン」は加熱に弱いため栄養をめいっぱい摂取するには生食の方がおすすめです。
そしてどんな食材に対しても言えることですが、まれにアレルギーを起こして痒みや発赤が出ることがあるので、最初はごく少量から試してみてください。
美味しいパイナップルの選び方
最後に甘くてジューシーなパイナップルを選ぶコツをご紹介します。ぜひマスターして愛犬においしいパイナップルを選んであげてくださいね!
- 下膨れの形状をしている
- 見た目以上に重実みを感じる
- 葉が濃い緑色をしている
- カットする前から甘いいい香りが漂っている
ちなみにカットパインの場合はより濃い黄色のものを選ぶべし!