秋の風物詩・柿。
中のブヨブヨした部分が嫌い!という方が意外と多いように感じますが、私は好きな果物ランキングでかなり上位に入るくらい好きです。
そんな柿ですが、結論からいうと犬にも食べさせることが出来る果物です。
今回は犬に柿を与えるとどんな効果が期待できるのか、与える際の注意点、与える量の目安などをご紹介していきます。
ページ下部に甘い柿の選び方も載せていますので参考までに。
犬に柿を食べさせるメリット
柿には「ビタミンC」の含有量も多く、レモンには劣りますがその他の柑橘系フルーツやいちごなどより豊富です。
不足すると血管や骨がもろくなるとされるコラーゲンの合成を助けます。
ビタミンCは体の調整機能を整え、抗酸化作用もありますので、犬の元気をサポートしてくれます。
これまで犬は体内でビタミンCを生成できるため、食事でビタミンCを摂る必要がないと言われてきましたが、老犬や病気の犬は通常より多くのビタミンCを必要としますので、柿を食べさせることで補うことができます。
他にも柿にはカリウムやビタミンなど多様な栄養素を含んでいるため、犬に与えることでこのような健康効果が期待できます。
- 鉄分の吸収を促す
- 過剰な塩分の排出
- 血圧の上昇を抑える
- 皮膚や粘膜、視力の健康維持
- カゼ予防
- 鎮痛作用
柿の栄養素タンニン
柿の持つ特徴的な栄養素としてまずは「タンニン」が挙げられます。
タンニンは、お茶に含まれる渋み成分として有名ですが、実は渋柿だけではなく、私たちがよく食べる甘柿にもしっかりと含まれています。
抗菌、抗ガン、アンチエイジング、血液凝固などの作用があります。
適量であればいいのですが、便を固める作用があり下痢止めに使われたりするぐらいなので、食べすぎると便秘になってしまいます。
そして柿には色素成分が豊富で、赤い色素「リコピン」をはじめ、黄色・オレンジの色素「βカロテン」「βクリプトキサンチン」などを含み、いずれも強い抗酸化作用を発揮してくれるものばかりです。
犬に柿を食べさせる際の注意点
犬に柿を食べさせる際の注意点として、成分的に気を付けるべきところは、前述のとおり便を固める作用があるので食べさせすぎないことです。
小型犬であれば8等分のさらに半分で十分。
糖分も多いのでたくさん与えてもいいことは何一つないですね。
また、喉に詰まらせる可能性が考えられる種、消化不良を起こしやすい外皮は与えないようにしましょう。
スイカ、バナナ、みかん、メロンなどと同様に柿は体を冷やす作用がありますので、大量に食べると体を冷やし、逆に下痢を引き起こす可能性もあります。
体を温める食材と一緒に調理すると冷えを軽減できます。
甘い柿の選び方
秋を代表する果物である柿は好きな犬も多いようです。
最後に、甘くてみずみずしい柿を選ぶコツをご紹介します。
柿を買うときの参考にしてみてください。
- 色ムラがなく濃いオレンジ色
- ヘタの近くまでオレンジ色をしている
- 持つとずっしり重い
- ヘタが緑色
- ヘタが身にぴったりくっついている
以上の5つをマスターして愛犬においしい柿を食べさせてあげてくださいね♪
どんなものでもですが、与え過ぎはよくありません。この時期に柿を食べさせる場合は体を冷やさないよう調理で工夫すればより良いでしょう。