秋の味覚のひとつ、梨。
犬に梨を食べさせても大丈夫なの?という疑問があると思います。
結論を先に言うと犬にも梨を食べさせて大丈夫です!
水分ばかりでなんとなく栄養のなさそうな梨ですが、そんなことはありません。
今回は犬に梨を与えるメリットや与える際の注意点などを詳しく解説していきます。
最後に甘い梨を見分けるコツも載せていますので参考にしてください。
犬に梨を与えるメリット
梨独特のシャリシャリッとした食感は「リグニン」「ペントザン」という栄養素によるもの。
これらは食物繊維の一種で、便の量を増やして腸に適度な刺激を送り、スムーズな排便を促すはたらきをします。
さらに梨がもともと持っている豊富な水分に加え、果物界トップクラスの含有量を誇る果糖(ソルビトール)には便を柔らかくする効果があります。
便秘の改善・予防にはもってこいなフルーツだと言えるでしょう。
また、うまみ成分「アスパラギン酸」が疲労物質である乳酸を分解してくれるため疲労回復の効果があります。
また、アスパラギン酸には利尿作用もあることもポイント。
尿中のアンモニアはいわば『毒素』なので尿の排出を促すことで体内に毒素が回るのを防ぐことが出来ます。
その他にも梨にはプロテアーゼ、カリウム、ブドウ糖などを含むためこのような健康効果が期待できます。
- ドッグフードの消化を助ける
- のどの炎症を抑える
- 高血圧の予防
- エネルギー補給
- 体力アップ
- 滋養強壮
犬に梨を与える際の注意点
梨自体には危険な成分は含まれていないため与えすぎに注意するだけで大丈夫ですが、梨の種には青酸系の毒(シアン化合物)が含まれているため意図的には与えないようにしてください。
ただし、ありえないくらいの量を一気に食べてやっと症状が出るくらいのレベルの話ですので、1個2個誤飲してしまったからと言って慌てる必要はありません。
それでも、こういう危険性があると知っておくことはとっても大事!!
命を預かっている以上、「知らなかった」では済まされないし、何かあってからでは遅いですもんね。
良い梨の選び方
最後に、新鮮かつ甘い梨を選ぶコツをご紹介します。
愛犬においしい梨を食べさせてあげたい!という方は是非参考にしてみてください。
- 皮に色ムラがないもの。
- 傷がないもの。
- お尻がふっくら丸みのあるもの。
- 形のバランスが綺麗なもの。
- 同じ大きさであればより重みのあるもの。
以上の5つをマスターして愛犬においしい梨を選んであげてくださいね♪