世界三大美果のひとつ、マンゴー。(美果とは、食べるとおいしくて、その上綺麗になれる一石二鳥のフルーツのこと)
そんなマンゴーを犬に食べさせても大丈夫なのでしょうか?
結論からいうと、犬もマンゴーを食べることが出来ます!
今回は犬にマンゴーを与えるメリットのほか、与える際の注意点、甘いマンゴーを選ぶコツなどをご紹介していきます。
犬にマンゴーを与えるメリット
マンゴーには「ビタミンA」が豊富に含まれていますので、犬にマンゴーを与えることは大きなメリットとなります。
ビタミンAは別名”目のビタミン”とも呼ばれ、視力回復、疲れ目の改善、目の粘膜の保護&強化といったはたらきをします。同時に皮膚やのどの粘膜も丈夫にし、細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割も果たします。
さらに、「βカロテン」が多いのもマンゴーの特徴。果物の中ではトップクラスの含有量を誇ります。
βカロテンは老化やガンの原因とも言われる活性酸素を除去し、体を若々しく保つはたらきをします。
また、ビタミンAが足りないときだけビタミンAに変身してはたらき、十分量あるときはそのままβカロテンとしてはたらく頼もしい栄養素でもあります。
マンゴーが熟せば熟すほどβカロテンがアップするので、完熟のころを見計らって与えてあげましょう。
他にもマンゴーには黄色い色素エリオシトリンをはじめ、葉酸、ビタミンC、カリウム、ビタミンEなどを含み、トッピングやおやつに摂り入れることでこのような効果が期待できます。
- 貧血予防
- 細胞の再生を促す
- 整腸作用
- 解毒作用
- 肝臓の健康維持
犬にマンゴーを与える際の注意点・正しい与え方
あまり知られていませんがマンゴーは「ウルシ科」の植物なので、犬にマンゴーを与えるとウルシ同様、触れると”かぶれ”を引き起こすことがあります。
これはマンゴーの中のマンゴール(そのまま…笑)という成分のせいで、この成分は皮にも果肉にも含まれているため、皮をむくときに飼い主さんの手がかぶれ、実を食べるときに犬の口がかぶれる…という事態もありえます。
症状は数日経ってから現れることもあるため、食後2~3日は発疹や掻きむしりが出るかもしれない、と思っておいてください。
もちろん、マンゴーを食べた(触った)人・犬全員がかぶれるわけではなく、まったくの無症状なケースも山ほどあります。
それでもアレルギーだったり、体質、体調などで発症することもある、ということは必ず念頭に置いておきましょう。
美味しいマンゴーの選び方
最後に、甘くておいしいマンゴーを見分けるコツをご紹介します。
愛犬に良いマンゴーを選んであげたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
- ふっくらとしていて痩せていないもの
- 皮にツヤ、ハリがあるもの
- 柔らかすぎないもの
- 表面に白い粉があれば鮮度抜群の証。
ちなみに柿やいちごなんかは『色が濃い=糖度が高い』と言った感じで見た目である程度甘さの予想がつきますが、マンゴーに限ってはオレンジ色が濃ければ甘いということはありません。
なぜなら人工的にボイラーで赤みを増すことが出来るからです。
特に春先に手に入るマンゴーはボイラーを使っている可能性大!見た目に騙されず、上記4項目をマスターして愛犬に新鮮で甘いマンゴーを持って帰ってあげましょう♪