一昔前までは「犬用のお皿=ステンレス製」ってイメージしかなかったのが、ここ最近のペットブームでおしゃれで機能的なものが増えてきた印象です。
見た目か、機能性か、はたまた耐久性か、あなたが何を最重要視するかで問題は変わってくると思いますが、「手っ取り早くおすすめを教えて!」というなら私は陶器をおすすめします。
ところで、愛犬がフードを噛まずに丸呑みしているのを見て「のどの詰まりそう」「消化に悪そう」と心配になったことはありませんか?
人間から見ると心配になるフードの丸呑みですが、結論から言うと基本的には心配いりません。
犬の食器選びのおはなしと、愛犬の餌の丸吞みは危険なのか解説しています。
私が愛用中のフードボウルも下の方で紹介していますので参考までに。
プラスチック製は安価だけど体への影響が心配
プラスチック製の食器は安価だけど体への影響が心配と思われるのではないでしょうか?
プラスチック製の食器のメリットとデメリットを紹介します。
プラスチック製のメリット
- 軽くて持ち運びが楽
>>防災グッズとして使える - 落としても割れる心配がない
- ダイソーなど100均でも買える
プラスチック製の食器のデメリットは、次にあげる5つが考えられます。
プラスチック製のデメリット
- 犬が噛むとすぐに壊れる
- 小傷から雑菌がわく
- 軽量ゆえ食べるときに食器が動く
- プラスチックにアレルギーを起こす子がいる
- 容器を加熱すると化学物質が溶け出す恐れあり
こうみるとデメリットの方が多いプラスチック製食器。
とくにうちはお皿ごと電子レンジでチンすることも多いので、化学物質は目に見えないだけに非常に怖いです。
私的にこの選択肢は「なし」ですかね~。旅行とかに持って行く分には軽くて便利なんですが。
ステンレス製は耐久性抜群だけどデザインがなぁ…
ステンレス製の食器は耐久性には優れていますが、デザインがイマイチ。
ステンレス製の食器のメリットとデメリットを紹介します。
ステンレス製のメリット
- 軽くて取り扱いが楽ちん
- 犬が噛んでも傷が付きにくい
- 汚れが落としやすいから衛生的
- さびにくい
ステンレス製の食器のデメリットは、次にあげる3つが考えられます。
ステンレス製のデメリット
- デザインがイマイチ
- 食べるときのカタカタ音が嫌いな子が多い
- 電子レンジが使えない
ステンレス製のお皿は耐久性で言えばナンバーワンかも。
でも個人的にはいかにも「餌」って感じの見た目が嫌なのと、我が家では必須の電子レンジが使えないのがどうしてもいただけないかな。
清潔さ重視って方は候補に入れてみてもいいかも。値段もそんなにしません。
やっぱり陶器が1番使いやすい!デザインも選び放題
↑※うちで使っているものではないですが個人的にすごく好き。かわいいです^^
愛犬の名前入りにしたり、オーダーメイドでうちの子だけの1点ものを作れるところも陶器ならでは。
陶器製のメリット
- 重みがあるのでひっくり返す心配がない
- 洗いやすい
- レンジが使える
- 犬が多少噛んでも傷がつかない
- 自分好みのデザインを見つける楽しみがある
陶器製の食器のデメリットは重いこと。
陶器製のデメリット
- 割れたときの後片付けが大変
- 重いので持ち運びには不向き
陶器はある程度の重さがあるので、食べている最中に食器が逃げたり回ったりすることもなく食べやすさでは断トツ。
使い勝手もだけど、なにより陶器にしかない「あたたかみ」が好きで私はずっと陶器製を使っています。
私が愛用しているのはこれ!『森修焼ドッグボウル』
参考までにうちで使っているお皿もご紹介しておきますね。
森修焼は一般的な陶器とは違い、食材のうま味を引き出したり体を温めたりしてくれる不思議な食器。
電子レンジでチンしても食材のビタミンCを守ってくれるんですよー!
理屈はよくわからないけどなんかすごいですよね。
汚れ落ちもいいので森修焼+メラミンスポンジで洗剤いらずです。
食器にしては少々お値段しますが、大事に使えば一生使えるのでよかったら皆さんもぜひ。
【番外編】水飲み皿を探しているならこれ一択!
これはもともとお散歩仲間に教えてもらったもので、こちらも細かい理屈はわからないけど、このお皿に入れるだけで水がまろやかになってとにかくよく飲んでくれるようになるんです。
お水をあまり飲まないと尿路結石になっちゃうこともあるので、水分をたくさん摂ることはとても大事。
オーカッツという会社の『ヘルスウォーターボウル』という商品です。
使っている方も多く、超おすすめ。
ヘルスウォーターボウルは愛知県瀬戸市の職人の知恵と技術で開発されました。『水をまろやかにする』魔法の瀬戸の陶器です。
おしゃれなデザインがいっぱい!お好みのフードスタンドはどれ?
いまは食器だけではなくフードスタンド(食器台)も各メーカーからたくさん発売されています。
床に直置きするよりも首や腰に負担がかからなくなり、”むせ”や”誤嚥”を防ぐことに繋がるんだとか。
リッチェル 木製テーブル
リッチェルの木製テーブルは、上に置く食器の形や大きさを選ばないタイプ。
高さも二段階調整できるそうなので、成長に合わせて高さを変えていくと長く使えそう。
フードスタンドにしてはお値段安めなのも嬉しいポイント。
Keat(キート) ペット用フードスタンド
Keat(キート)ペット用フードスタンドは高さに加え、斜めに傾きをつけることでさらに食べやすく工夫された商品。
床に滑り止めがついているので、ガツガツ勢いよく食べても台が動く心配がありません。
カラー展開も豊富で選ぶ楽しみもありますね。難点を挙げるとすれば専用の食器を買う必要があること。私のように気に入って使っている食器がある人は使えないのが残念。
ドギーマンハヤシ ウッディ―ダイニング
ドギーマンのハヤシウッディ―ダイニングは、フード皿とお水入れが一緒に置けるタイプ。
多頭飼いなら、2匹で並んでご飯、という使い方もありますね。
洗える滑り止めマットあり、高さ調整機能あり、持ち手ありという万能スタンドです。
ドライバーで組み立てる必要がありますが、細かいところまでよく考えられた商品だな~と思います。
愛犬がフードを噛まずに丸呑みしているのを見て「のどの詰まりそう」「消化に悪そう」と心配になったことはありませんか?
そこで今回はフードの丸呑みの危険性について調べてみました。
フードの丸吞み、基本的には問題なし!
人間から見ると心配になるフードの丸呑みですが、基本的には心配いりません。
犬の歯は人間と違って食べ物をすりつぶすようにできていないので、のどに通る大きさに噛み砕いたらあとは丸吞み、がごく自然な食べ方なのです。
また、急いでいるかのようにガツガツ食べるのは群れで狩りをしていたころの名残だと言われています。
捕った獲物を仲間に食べられる前にすばやく飲み込む必要があったためです。
犬の丸吞みは消化に悪い?
犬の丸吞みは消化に悪いの?って心配される方はとても多いですが、答えは「NO」です。
犬の胃酸は鶏の骨を溶かせるほど強く、栄養の消化吸収能力にも優れています。
また、そもそも犬は丸吞みをする生き物だという前提でメーカーはフードを作っているので、丸吞みが原因で消化不良を起こすことはありません。
丸吞みをやめさせたいときは?
餌の丸呑みをやめさせたいとき、丸呑み自体は問題のない行為ですが、たとえばむせてしまうことが多かったり、のどに詰まらせるのが心配ということであれば具体的に以下の方法を試してみてください。
- 少しずつ手のひらから与える
- ドライフードを粒の大きいものに変える
犬は自分ののどを通らないものはきちんと噛み砕くので、そこを利用して大粒のフードに変えるのもひとつの手です。
ただ大粒になるということは、丸吞みしたときに詰まりやすくなるのでくれぐれも注意してくださいね。
犬の餌の丸呑みは早食い防止食器も試してみて
犬はもともとご飯を丸呑みする動物なので大丈夫なんですが、どうしてもゆっくり食べさせたいって方には「早食い防止フードボール」がおススメです。
わざとでこぼこを多くして食べにくい構造にしてあります。でも凹凸が多すぎてお皿洗いが大変ですが、我が家のボーダーコリー小麦は食べるのに時間が掛かるようになりました。