1980年代に起きた健康食品ブームで広くその名が知れ渡ることになったモロヘイヤ。
結論からいうと、犬もモロヘイヤを食べることが出来ます!が、タイトルにもあるように、実はモロヘイヤにはステロイド系の成分が含まれているんですね。
今回は犬にモロヘイヤを与えるメリットと与える際の注意点、栄養素を最大限に活かす調理法などをご紹介します。
ページ下部にはおいしいモロヘイヤを見分ける簡単なコツも載せていますので参考までに。
犬にモロヘイヤを与えるメリット
モロヘイヤは別名「王様の野菜」と呼ばれるほど栄養価が抜群に高い野菜で、犬にモロヘイヤを与えるメリットも多いです。
ネバネバ成分と「マンナン」が糖の吸収をゆるやかにすることで糖尿病にかかりにくくなり、また、胃腸の粘膜を守ってくれるはたらきにより胃腸炎や胃潰瘍といった消化器系のトラブルになりにくくなります。
また、骨や歯の形成に不可欠な「カルシウム」と強い抗酸化作用を発揮する「βカロテン」はすべての食材の中でもトップクラスの含有量を誇ります。
他にもビタミンCやB群など疲労回復・食欲増進に役立つ成分が豊富なことも魅力。たくさん遊んで疲れた日には持って来いの食材です。
モロヘイヤは王様と言われるだけあってその他にもクロロゲン酸、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、鉄分と栄養豊か。フードのトッピングなどに利用することで、良い効果があります。
- ダイエット効果
- 血流を良くする
- 皮膚の健康維持
- コレステロールの抑制
- 高血圧予防
- 血液凝固作用
犬にモロヘイヤを与える際の注意点と調理のポイント
犬にモロヘイヤを与える際には、モロヘイヤはアクが強い食材のため、調理前にさっと茹でて水にさらすようにします。
アクの正体・シュウ酸は体内に溜まると結石を引き起こす原因になりうるのであく抜きは必ず行ってください。
ネバネバ成分など、熱に弱い成分の流出を最小限に抑えるため、加熱は短時間で済ませるのがポイント。
もしくはスープごと飲めば溶け出した栄養素ごと摂れるのでおすすめです。
注意すべき点としてもう一つ、モロヘイヤの実と種にはステロイド系の毒性があるため食べさせるのは厳禁です。
ただ、スーパーに並んでいる葉っぱの部分には毒性がないので、店頭のものを購入しているのなら気に留める必要はありません。
良いモロヘイヤの選び方
最後に、おいしいモロヘイヤを見分けるコツをご紹介します。購入する際の参考にしてください。
- 鮮やかな緑色で変色した部分がない
- 葉先までシャンとしている
- 茎が柔らかい
この3つをチェックしてぜひおいしいモロヘイヤをゲットしてくださいね♬