子犬にちゅーる等のおやつや、犬用ケーキをあげ始める最適なタイミングはいつからなのかと、子犬がドッグフードを食べない理由と対処方法をまとめてみました。
ペットショップやブリーダーから子犬を迎えるとき、生後2ヶ月~3ヶ月で引き取るケースが圧倒的に多いと思います。
売り場にも生後2ヶ月から食べられる子犬用のおやつが売っているので、つい小さいころからなんでも与えがちですが、実はそれちょっと危険かも。
子犬のおやつは何ヶ月から?
子犬におやつやケーキを与え始める時期については、各家庭によって考え方や育て方に違いはありますが、個人的には最低でも生後6ヶ月、理想は1歳になるまではドッグフードのみで育てるのが望ましいと考えています。
そのため、おいしいおやつの味を知ってしまうことでドッグフードを食べなくなったり、おやつをあげた分だけフードの量を減らしてしまうと、健康な身体を作るために必要な栄養素が不足してしまうことが懸念されます。
また、子犬のうちは消化器官も未発達なので下痢や嘔吐をする可能性もあります。
そんなリスクを背負ってまでおやつをあげる必要性やメリットはない、と言うのが私の考え方。
そうは言っても、たとえばワンちゃんによってはドッグフードが好きではなく、しつけをしようにもフードをご褒美として使えない、という場合もありますよね。
中には「お留守番の時にあげたい」という方もおられるかと思います。
それでも毎回用意するのが大変、というおうちのために、最後に子犬におすすめのおやつもご紹介しておきます。
子犬でも食べられる安全なおやつランキングベスト3
子犬のうちは歯も未発達なので、ガムや馬アキレス、骨などの硬いおやつは歯が欠けたり折れたりする恐れがあります。
そのため柔らかくて消化にも優しい、チュールなどの安全なおやつを選んであげることが大切です。
1.プライムケイズ「野菜とヤギミルクのジャーキー」
一般的なジャーキーは添加物だらけで小麦粉も入っているため消化に悪いのですが、プライムケイズ「野菜とヤギミルクのジャーキー」は、国産無添加+小麦粉不使用なので消化に優しく子犬にも安心して与えられます。
柔らかいので子犬でも食べやすく、簡単に小さくちぎれるのでしつけのご褒美にも使いやすいです。
2.プライムケイズ「野菜ボーロ」
プライムケイズ「野菜ボーロ」は、じゃがいも・ほうれん草・人参・かぼちゃを使った子犬にも優しい無添加ボーロ。
カラフルな色をしていますがもちろん無着色です。
こちらも消化に悪い小麦粉は使われていません。
このシリーズは野菜の他に「ブルーベリー・バナナ・さくらんぼ」を使ったおやつもあります。愛犬の好みで選んでみてください。
3.ドットわん「フリーズドライチーズキューブ」
ドットわん「フリーズドライチーズキューブ」は、小型犬の子犬でも食べやすいよう8mm角にカットされたチーズキューブ。
フリーズドライ加工なので飼い主さんの手もベタつきません。ワンちゃんの食いつきは抜群にいいですが、チーズはカロリーが高いのであげすぎは禁物です。
以上、おやつを食べさせてもいい最適な時期と、子犬におすすめな3つのおやつをご紹介しました。参考になれば幸いです。
子犬があまりドッグフードを食べない!?その理由と対処方法とは?
子犬があまりご飯を食べないと飼い主は心配でたまりませんよね。
1回でも食べないと、ぐったりしちゃうんじゃないかと思っちゃいますね。
食べない理由を早く見つけて、いつものムシャムシャ食べる愛犬に戻ってもらいましょう!
子犬がご飯をあまり食べないのには理由が2通りです。
病気か、甘えです。
元気がなくて、体調が悪そうなら、獣医さんに診てもらいましょう。
今回は、病気ではなくて甘えてご飯をあまり食べない子犬のことについて考えてみましょう。
わがままでご飯をあまりたべないときの見分け方
- 元気で食べること以外は特に変わった様子はない。
- 嗜好品(おやつ)やヒトの食べ物を欲しがる。
- ご飯を食べている途中でやめて遊んでしまう。
こういうことがよくあれば、きっと病気ではなくただの甘えです。
子犬の甘え
子犬は生後半年を過ぎたころから、反抗期が始まります。
家族の中で誰が怖くて誰が優しいのか。
子犬は誰のいうことは聞かなければならなくて、誰のいうことは聞かなくても大丈夫なのか。
家族内で子犬自身の位置づけをするのです。
このとき、子犬に服従した形で食べないご飯の種類を簡単に変えたり、トッピングなどをすると、子犬は自分より下だと思い込むので決してしないでください。最初が肝心です。
心を鬼にしてドッグフードを食べさせよう!
子犬が喜ぶからといって、ヒトの食べ物やおやつを上げてしまってはいけません。
ドッグフードには犬に必要な栄養素がきちんと含まれているので、まずはドッグフードを食べさせる努力をしましょう。
基本的には子犬の食器に1回分のドッグフードを入れて、食器から食べるように訓練しましょう。
どうしても食べないときにはやむをえず、手で直接食べさせることもあると思いますが、毎回そうしないでください。
1回出したドッグフードは食べなければ15分ほどしたら下げてしまいましょう。
出されたらすぐ食べないと、捨てられて、代わりのものももらえないので、次のご飯までお腹が空いたままになるということを認識させることが大切です。
食べる場所を変えてみよう
人の出入りなどの多いところで、ご飯を出されても、落ち着いて食べられないので、静かで落ち着く場所に変えてあげましょう。
また、食べているときは見守る程度にして触もしれたりせず、もし全部食べたときには食事の後でほめてあげましょう。
もともとあまりドッグフードを食べない子犬もいる
人間にも食が細い人がいるように子犬のときからあまりたくさん食べない子犬もいます。
そんな子犬に試してほしいのは次のような方法です。
- フードを今までの半量にしてみる
- 食べなければ15分ほどで食器を下げる
※次のときは半量のままにする
※食べきったら少しずつ増やす - 全部食べたときは必ず褒めてあげる
子犬に全部食べたら飼い主さんが喜んでくれる。褒めてくれるということを植え付けてあげましょう。
褒めてくれればうれしくなり、食べるようになることは少なくありません。
家族になったばかりの子犬がご飯を食べない場合は
ペットショップやブリーダーさんのところから、急に環境が変わって、緊張や寂しさでご飯を食べなくなる子犬がいます。
そんな時は試してみてください。
- 前に食べていたドッグフードにする
- 毛布などそのころの匂いのものを使う
- ケージの中でご飯を食べさせる
- 少し暗めにする(ケージにカバーをかけてあげたりする)
- 里帰りしてみる
まとめ
おいしいおやつやケーキの味を知ってしまうことでドッグフードを食べなくなったり、おやつをあげた分だけフードの量を減らしてしまうと、健康な身体を作るために必要な栄養素が不足してしまうことがあります。
また、子犬のうちは消化器官も未発達なので、下痢や嘔吐をする可能性もあるというリスクを背負ってまでおやつをあげる必要性やメリットはないと考えます。
- 元気で活発なら病気の心配はほとんどない。
- 甘えによるわがままや自分と飼い主の関係を確かめるためにあまり食べないときは最初からあまやかさない。
- もともと食は細い子犬にはドッグフードの1回分の量を減らして食べさせる。
- もし全部食べたらほめたりいつも以上にかわいがったりする。
- 家族になったばかりの子犬はナーバスになっているので、元居た環境に近づけてあげる。
- 2~3回のご飯を食べないと低血糖で命にかかわることもあるので、心配な時は早めに獣医さんに受診しましょう。ちょっとずつでも食べていて元気な時は様子を見ても大丈夫です。
状況も踏まえて、適切な判断をしていきたいですね。