生後3ヶ月未満は特に注意!子犬の低血糖の症状と対処、予防法のまとめ

子犬の低血糖の症状と対処、予防法のまとめ

生後3ヶ月未満の子犬が多く発症する低血糖。

特に食の細い子や性格的に神経質な子、平均より体の小さい「極小サイズ」の子は注意が必要です。

今回は、パピーの低血糖の症状や適切な対処の仕方、そして発症させないためにどうすればいいのかを詳しく解説していきます。

目次

子犬の低血糖の症状と対処法

子犬の低血糖の症状と対処法

子犬が低血糖を起こすと以下のような症状が現れます。

  • ぐったりして元気がない
  • 震えが止まらない
  • 舌や歯茎の色が白っぽく、血色がない
  • 下半身に力が入らず立ち上がれない
  • 痙攣発作を起こす
  • 意識がない

さらに重症化すると失明したり、処置が遅れると最悪の場合死亡することもあります。

上記のような症状が出ている場合、飼い主さんがまずやるべきことは「早急な糖分補給」です。

ブドウ糖を水で溶かしたもの(なければガムシロップ、はちみつ、砂糖水でも代用可)を舐めさせます。

もし、子犬が自力で舐められない状態にあるときは、強制的にガムシロップなどを子犬の頬の内側に塗りつけます。

誤嚥防止のため、一気に流し込むのではなく、サッと塗る程度でOKです。

上記の応急処置が出来たらすみやかに動物病院へ行くようにしてください。

子犬の低血糖を起こさせないための予防策

子犬の低血糖を起こさせないための予防策

子犬の場合、とにかく「空腹の時間を作らないこと」が1番大切。

そのための予防や対策をご紹介します。

①食事回数を増やす

子犬はたった6時間ほど食事を摂らないだけで低血糖を起こすことがあります。

そのため、一般的に1日3回と言われる子犬の食事回数を、1日4~5回に増やすことをおすすめします。

②ドッグフードにトッピングをする

体が小さく体力がない子にとって、「食べない」ことは何より怖いこと。

ドライフードだけで食べてくれないなら、缶詰やささみをフードにトッピングしてもOK。

小さいうちはしつけよりもとにかく食べて体重を増やすことを最優先に考えるようにしましょう。

③ブドウ糖を常備する

万が一低血糖を起こしてしまったときのために、いつも近くにブドウ糖やはちみつがあれば安心です。

ちなみにブドウ糖は固形になっているものを選ぶと持ち運びができて便利です。

ちなみに、ぶどうにはブドウ糖は含まれていません。

④機能栄養補完食を利用する

機能栄養補完食と言うのは、健康を維持するために必要な栄養素を豊富に含んだペーストのこと。

極小犬の飼い主さんの必需品です。

どうしてもフードを食べてくれないときや、食事と食事のすきま時間に与えます。

ほんのり甘く、大抵の子が好む味付けになっていますが、もし自分から舐めないときは歯茎に塗り付けるとペロッとしてくれます。

ちなみに使用している人が多いのは栄養補給ペースト スタミノールです。

子犬の低血糖まとめ

以上、今回は子犬の低血糖についてまとめてみました。

低血糖の症状

  1. ぐったりして元気がない
  2. 舌や歯茎の色が白っぽく、血色がない
  3. 下半身に力が入らず立ち上がれない
  4. けいれんしている
  5. 意識がない

低血糖の予防法

  1. 食事回数を増やす
  2. フードにトッピングをする
  3. ブドウ糖を常備する
  4. 機能栄養補完食を利用する

いざという時のお役に立ちますように。

子犬の低血糖の症状と対処、予防法のまとめ

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