昨今の健康志向ブームで再びその効果に注目が集まっているアセロラ。
結論から先に言うと、犬にもアセロラを食べさせることが出来ます!
今回は犬にアセロラを与えるメリット、デメリットのほか、与える際の注意点、アセロラ加工品(ジュースなど)は与えて良いのかダメなのか?などを解説します。
犬にアセロラを与えるメリット

アセロラは『ビタミンCの王様』と言われるだけあって、フルーツの中で飛びぬけてビタミンC含有量が豊富です。
その量はビタミンCのイメージが強いレモンのおよそ34倍にも及びます。
「ビタミンC」は老化やガンの元凶・活性酸素の発生を抑制したり、細菌やウイルス、病原菌に対する抵抗力を高めるはたらきがあります。
また、コラーゲンの合成を助ける作用があるため、傷ややけどの治りを早める効果が期待できます。
また、ポリフェノールの一種「アントシアニン」「ケルセチン」も多く含まれているのですが、こちらも抗酸化作用が非常に強く、ビタミンCと同様抗菌・抗がん作用や抗アレルギー作用、動脈硬化や心臓病の予防に一役買ってくれる栄養素です。
他にもアセロラはカリウム、葉酸、βカロテン、ビタミンEなども豊富で、日々摂り入れることでこのような健康効果が期待できます。
- 体内の余分な塩分の排出(→高血圧予防)
- 造血作用(→貧血予防)
- ストレス緩和
- 抗炎症作用(関節炎などに)
- 口臭予防
- 紫外線カット
犬にアセロラを与える際の注意点、ポイント

アセロラは熟してから傷むまでのスピードがとても速いので、原産国以外では果実はなかなか出回らないという特徴があります。
スーパーなどで見かけないのはこんな背景があるからなんですね。
冷凍アセロラやアセロラピューレなど果実がもし入手できた場合には、小型犬であれば1日1粒(ピューレであればスプーン1杯)が目安。
ビタミンCは数時間で尿と一緒に排出されてしまうので毎日摂取するのが理想です。

ただアセロラを食べさせたい、と思った方の大半はおそらく果実ではなくアセロラジュースのことを指していると思われます。
アセロラが犬の体にいいことは間違いないのですが、ジュースには【果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、甘味料、着色料】など犬の健康を害する恐れのあるものがいっぱい。
犬に与えるのはおすすめできません。