さて、突然ですがあなたはいつもドッグフードをどこで購入していますか?
購入場所として、ちょっと前まではペットショップや動物病院が主流だったのが、最近はなんでもかんでもネットで済ませてしまう、という方が増えてきていますね。
私もそのうちの一人です。
ネットは便利ですが、知識として知っておかないと損をしたり言葉巧みに騙されたり…なんてことがある世界。
ドッグフードのリパック品とは何か
リパック(repack)は、直訳すると「詰め直す」という意味になります。
ドッグフードは海外から輸入しているものも多く、海外では大型犬が主流なことからドッグフードもビッグサイズで販売されていることが多々あります。
ところが圧倒的に小型犬の多い日本ではそのまま売るには量が多すぎます。
そこでフードの輸入業者が小袋に詰め直して販売します。
これがドッグフードのリパック品と呼ばれるもので、主にネット通販で取り扱われています。
ドッグフードのリパック品、知らないと怖い3つの危険性
現在、アメリカやカナダ等の海外から多くの輸入ペットフードのコンテナが入り、パッケージの詰め替え作業(リパック)が行われています。
ペットフードをリパックする事においては賛否両論でさまざまな意見があります。
ドッグフードをネットで購入する機会のある方に知っておいてほしい「リパック品」について解説していきます。
リパック品のメリット
リパック品のメリットはただ一つ、『安く購入できること』です。
業者が15kg、20kgと大袋で購入することで仕入れ値が抑えられ、その結果、通常品より安く販売できる仕組みになっています。
メリットと言えるのはこれぐらいしかありません。
リパック品の危険性
リパックするということはつまり1度開封して詰め直すということなので、業者が封を開けたその瞬間からドッグフードの酸化が始まっていきます。
家に届いた時点でどれくらい酸化が進んでいるのかわからないのが怖いですよね。
また、製造日が異なるフードが混じったり、新しい袋に入れ替えるため、極論を言えば賞味期限をごまかす事もできてしまいます。
どうしても「安心安全度」で正規品に劣ってしまうのがリパック品ですね。
- 業者が1度開封しているので酸化が進んでいる
- 製造日の異なるフードが混じっている可能性がある
- 賞味期限をごまかされていても分からない
”リパック”という表示がなくても、周りと比べてあまりに安すぎたり、正規にはないはずの容量であったりする場合はリパック品かもしれません。
残念ながら現時点ではリパック品の表示義務がないのです。
犬のウェットフード(缶詰)は体に良くない?2つのメリットと7つのデメリットを解説
犬のウェットフードはドライフードと違って人間の料理に近い見た目で、名前も「シチュー」とか「スープ煮」とか「ミートローフ」とか見るからに美味しそうなものばかりですよね。
一方で、よく聞かれるのが『ウェットフードは体に良くない』という意見。
あげたいけど健康に良くないのかな?と悩んでいる人はきっと多いはず!
そこで今回は、ウェットフードのメリット・デメリットを徹底解説していきます。
生の馬肉については、関連記事『馬刺は犬に食べさせてOK!生馬肉には食中毒の原因はなし、だけど安全性や効果は?』を参考にしてください。
ウェットフードが悪評ばかりなのは何故?
「ウェットフードは体に良くない」と言われる理由をざっと並べてみました。
- 歯垢がつきやすい
- 主食にできないものが多い
- ドライフードより価格が高い
- 添加物や保存料が入っているものが多い
- 噛む必要がないためあごの筋力が衰える
- 開封後は1~2日で食べきる必要がある
- 嗜好性を上げる為に塩や砂糖などが入っている製品がある
こんなところでしょうか。確かにデメリットは多いですね。
このようにドライフードに比べると欠点ばかりが目立つウェットフード。
フードの品質にこだわる飼い主さんからの評判が悪いのはこれらの理由によるものです。
さらに、柔らかいために歯に歯垢がつきやすく、毎日しっかり時間を割いて歯磨きをしてあげられる家庭でないと歯周病のリスクは高くなります。
ウェットフードは一般食だから主食にできない
注意したいのが、ドライフードが「総合栄養食」なのに対しウェットフードの大半が「一般食」である点。
総合栄養食とは、そのフードと水さえ摂取していれば栄養バランスと健康が保てるように設計されたフードのことを言いますが、対して一般食は、それだけでは必要な栄養素のすべてをまかなうことが出来ないフードのことを言います。
皆さんが1番気にするであろう添加物ですが、これは決してウェットフードだから添加物が多くてドライフードだから少ない、というものではありません。
確かにウェットフードはその水分量ゆえ腐りやすく、保存料などが添加されている場合がありますが、本当にその商品によりけりです。
ウェットフードでも完全無添加のものはたくさんありますし、反対にドライフードでも添加物まみれのものは山ほどあります。
大切なのはどちらを選ぶときも原材料をしっかり確認することです。
ウェットフードを食べさせるメリットはないのか?
ウェットフードを食べさせるメリットはないのか?というと、決してそんなことはありません。
無添加で調味料が入っていない製品を選ぶことが必要になってきますが、使いどきや使い方を誤らなければウェットフードを使った方がいい場面もあるのです。
たとえば、噛む力が弱い子は柔らかいウェットフードの方が食べやすいでしょう。
そしてドライフードより嗜好性が高いので食欲が落ちたシニアの子、病気の子の食べるきっかけ作りにもなります。
- 柔らかいため嚙む力が弱い子でも食べられる
- 食いつきがいいので食欲がない子でも食べてくれる可能性が高い
こんな風に、主にドライフードを食べづらくなったシニアの子に向いていると言えます。
自信を持っておススメできる無添加ウェットフード
「ウェットフードは添加物がいっぱい入っているから体に良くない」というイメージを持っている方、あながち間違ってはいませんが、ウェットフードの全部が全部悪いわけではありません。
歯が弱って硬いドライフードが食べづらい子、食欲が落ちたシニアの子には柔らかくておいしいウェットフードがおすすめです。そこで
- 添加物・保存料などは1つも使っていないこと
- 塩や砂糖など調味料が入っていないこと
を絶対条件に、「これなら自信をもっておすすめできる!」というお気に入りのウェットフードをご紹介します。
100%有機ターキー|プレイアーデン
【農薬や化学肥料は使用してはいけない】【家畜に成長促進剤や抗生物質を打ってはならない】など、世界で最も厳しいドイツの審査基準をクリアしたものだけで作られたウェットフード。
プレイアーデンは、「Bio」認証機関のひとつである「Biokreis(ビオクライス)」より認定を受けた日本初のペットフードです。
野菜や肉、卵の生産時の審査はもちろん、ペットフードの加工・製造時、さらには農場やプラントで働く人々の労働条件が適正かどうかの審査も経て、「Bio」商品として認定されるのです。
安全度はナンバーワン!私のイチオシです。
ビオ「ピュアダック」|ヘルマン
成長促進剤やホルモン剤を一切使わずに、自然に近い広大な土地でのびのびと育てられた有機カモ100%のウェットフード。
化学農薬や肥料、保存料や着色料といった添加物などを使わず、自然環境や動植物の保全と健全な社会に配慮されている オーガニックは、EU ではBio(ビオ)と呼ばれ親しまれています。
肉だけではなく心臓や肺、骨まで丸ごと入っているのが嬉しいポイントです。
カモ以外は何も入っていないので季節の野菜などと一緒にフードのトッピングするのも◎。
まとめ
リパックドッグフードやウェットフードのメリット・デメリットについておわかりいただけましたでしょうか。
リパック、ウェットフードはデメリットも多いですが使い時さえ間違わなければ便利な食べ物だと思います。原材料をしっかり見極めながら賢く活用しましょう!
ネットショッピングは簡単で便利な反面そういった問題もあるので、本当に信頼できる店舗から購入するようにしてください。
無添加でおすすめのウェットフードは
- プレイアーデン「100%有機ターキー」
- ヘルマン ビオ「ピュアダック」
ウェットフード選びの参考になりましたら幸いです。